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>>インデックスに戻る | 親子2代でベンガラを研究され、「新紅柄」を開発されました。 | ||||
高田 潤(たかだ じゅん)プロフィール 1947年生まれ 岡山大学大学院工学部教授 所属・専門:無機材料化学 大学院担当:自然科学研究科無機材料科学 学部担当:工学部 無機材料化学 取得学位:工学博士 専門分野:無機材料化学 所属学会:日本化学会 日本金属学会 日本応用物理学会 日本材料学会 日本セラッミクス協会 粉体粉末冶金協会 |
あたたかみのある乳白色の磁器に柿色をした独特の赤が浮かび上がる、日本を代表する有田の陶工、初代酒井田柿右衛門が中国の技法を基に17世紀に確立した赤絵の技は、人々を魅了し、ヨーロッパにまで大きな影響を与えました。「なぜあんなにきれいな赤が出るのか、筆づかい一つで色調が変わるのはなぜか?」お父様の高田利夫教授は、世界の美術界で高い評価を得ている有田焼の「柿右衛門の赤絵」の赤色顔料「紅柄」に魅了され研究された方です。結果、ベンガラつまり酸化鉄の粒子が小さいほど、純度が高いほど鮮やかな赤になるという仕組を解明されたのです。 この研究を引き継ぎ潤教授がついに「新弁柄」を完成させたのです。「筆づかい一つで色調を変えていたのは本当だった。柿右衛門の技は、ナノ粒子を操った江戸時代のナノテクだ」と高田潤教授は語ります。これからの西江邸「紅柄」の利活用においても良きアドバイザーです。 高田教授の活動概要: ナノスケールでの制御技術を駆使することにより、自然界には存在しないユニークな薄膜や無機ハイブリッド材料を合成し、広帯域電波吸収体や高温超伝導体、磁性半導体、高耐蝕性材料など、機能性に優れた新しいセラミックス材料の開発を行なっています。 |
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略歴 1975年4月 京都大学工学部助手 1981年3月 工学博士 (Dr. Eng.) 1986年7月 岡山大学工学部助教授 1991年2月 岡山大学大学院工学部教授 |
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